子供たちも巣立って、さて、これから自分の人生！好きな音楽でも嗜もうか、、、とお考えの方に鍵盤楽器の特徴をお話ししようかと思います。
ピアノと電子ピアノの違いって？
ピアノと電子ピアノは、見た目は白と黒の鍵盤、鍵盤の大きさや長さも同じなので、鍵盤楽器という意味では同じように見えます。そして、ピアノでも電子ピアノでも鍵盤を弾いた時の手応えがあって多少の強弱もつくので、あまり違いが感じられないかもしれません。
では、その違いは何でしょう？
ピアノにはタッチによる楽器自体に響きの表現力があり、電子ピアノは電源を入れて鍵盤を押すという作業により、決まった音が出るという機能があります。鍵盤の重さもピアノの方が重いですし、技術的にも指のタッチのコントロールをして多彩な音色を作り出すという意味では、ピアノの方が圧倒的に音楽的な楽器と言えます。
電子ピアノとキーボードの違いって？
では、電子ピアノとキーボード、こちらの違いは何でしょう？どちらもピアノの音を録音してその音を再現するように作られた電子楽器なので、機種にもよりますが音も同じように聞こえてきます。
この2つの違いは、目で見ても分かりやすいです。電子ピアノは鍵盤が88鍵、脚やペダルが付いていて、ピアノに似た大きさですが、キーボードは鍵盤数も鍵盤の長さや幅も違ったりしますので、明らかにコンパクトで卓上に置いて演奏する形になっています。について
電子ピアノは、ピアノ学習者がとりあえず購入して練習する場合や、住宅事情による音の問題がある場合などに、ピアノによく似た形であることから購入される楽器であって、キーボードは鍵盤が軽くて、非常に小型なことから、タッチなど気にせず、手軽に弾ける楽器であることを利点として購入される楽器になります。
シニアに向いているのはキーボード！
それぞれの違いが分かったところで、これからピアノを始めてみよう！というシニアの方には、私は手軽に楽しめるキーボードをお勧めしたいと思っています。
鍵盤が軽くて弾きやすいこと、鍵盤数が少なくて場所を取らないこと、音量調整ができること、好きな音色に変えられること、リズムを入れて弾けること、、、シニアには嬉しい機能がたくさんあります。
最近では、鍵盤が光って次に弾く鍵盤を教えてくれたり、盛り上がる伴奏がついていたり、できないところを何度も繰り返し練習できたり、、、ボタン操作を覚えるととっても便利な機能があるので、使いこなせれば、シニアにとってキーボードは最高の楽器になります！
まとめ
それぞれの楽器の主な特徴をまとめます。
ピアノ・・長所・タッチを変えて音色を作る、芸術性がある。短所・鍵盤が重い、置き場所を取る。
電子ピアノ・・長所・ピアノに似たタッチを再現できる。音量調整ができる。短所・音楽表現をつけにくい。
キーボード・・長所・鍵盤が軽い、持ち運びが簡単。手軽。短所・重厚感がない。
誰が？どのように？とそれぞれの用途によって選ぶと良いと思います。
皆さんの音楽ライフがより良いものになりますように。
