シニアの新しい趣味として電子ピアノやキーボードを購入されて、「さて、何から始めようか?」という時に、まずは独学でも挑戦できる教本を準備したいですね。ピアノ講師がおすすめする、独学で始める電子キーボードのやさしい教本をご紹介します。
シニアにおすすめの初心者教材・1
まさに、第二の人生、新たに始めるピアノ学習者に最適な1冊。楽譜の知識として、音符の名前や長さ、楽譜の進行、指の番号、音楽記号などからまとめてあり、何となく知っていた記号なども改めて覚え直していけます。
続いて、「ピアノストレッチ」として、指の動きの準備運動、音楽表現のために必要なテクニック練習を楽しく簡単にできるように工夫されて書かれています。
曲目は、「ふるさと」や「春が来た」など弾きやすい日本歌曲から、「エリーゼのために」「ノクターン第2番」などクラシック、「枯葉」「グリーンスリーブス」「アメージンググレイス」など海外のスタンダード、「なごり雪」「時代」「いい日旅立ち」などの歌謡曲も載せられており、シニアにも楽しんで取り組んでいける選曲となっています。
楽譜も音符が従来よりもぐっと大きく表示されていて、指の番号とドレミも書かれているので60代70代の初心者にもやさしく親切に書かれています。
さらに、お手本演奏のCDもついているので、練習につまずいたらすぐにCDを聴いて「なるほど!」と納得することができます。お手本のCDは年配者にはとても頼りになる教材です。
私的にはイチオシ!!の教本です。是非お試しください。
シニアにおすすめの初心者教本・2
大人の脳活ピアノ 楽らく弾けて頭が冴える名曲30選(CD2枚付)
「脳活」というタイトルでシニア向きと判りますね。特徴としては、楽譜がとても大きく、私が1番驚いたこととして、弾くところの鍵盤図に●がついていて、そこを弾けば良いように「鍵盤ガイド」が表示されていることです。今までになかった楽譜になります。ドレミが全く分からなくても指の置く場所が分かるので超初心者におすすめです。
指は5本なので、指が足りなくなるところでは、「指ごえ」「指くぐり」なども文字も書き入れてあり、指の動かし方もとてもわかりやすく、つっかえ弾きも減ると思います。
曲目は「イマジン」「スカボローフェア」「シング」など海外の人気曲から、「ムーンリバー」「雨にぬれても」「エデンの東」などの映画音楽、そして、「糸」「秋桜」「上を向いて歩こう」など日本の懐メロ、「バッハのメヌエット」「トルコ行進曲」「別れの曲」「エリーゼのために」などクラシックも。ジャンルが幅広く、おしゃれな曲がいっぱい!全30曲も入っているので弾きたい曲がきっと見つかると思います。
楽譜に沿ったお手本の演奏がCD2枚に収納されているので、この1冊があれば独学でも何年も楽しんで練習できそうです。
シニアにおすすめの初心者教本・3
アメリカの教本なので、初心者用ですがジャズっぽい曲や大人の雰囲気のおしゃれな曲が多く載っています。真面目に基礎からしっかり覚えていきたい!という方向けの教本になります。私が教えている個人のピアノ初心者のレッスンにはこの教本を使ってレッスンしています。学習意欲がある方にはとても良い教本です。
まず、椅子の座り方、姿勢、指の形から入ります。鍵盤の位置や音符の名前や長さ、和音、ポジション、コードネームなどの楽典(音楽知識)ワークページもあるので、音楽の理解を深めつつ進めていく感じになります。
初心者からの教本なので、ドレミのカタカナもふってありますが、最初だけです。あとは自分で音符読みの訓練をするなどして、反射的に音符が読めるようにしていく必要があるので、熱心な方が向いています。
若い頃にピアノを少し習っていました、という人も多くいらっしゃいますよね。そういう方には、改めて学習していく際に新たな発見があり、楽しく感じられると思います。CDも付いているので独学でも進めていけると思います。
シニアにおすすめの初心者教本・4
手軽に簡単なポップスを弾きたい!という初心者向け教本です。細かな説明があまりないので、説明文が不要な方、感覚で楽しんで弾きたい方向けです。音符が少し読めるくらいなら、十分に独学で進めていけます。
要領よくサクサクと進んでいける方には最適だと思います。シニアというよりは40代50代の方の方が向いているかもしれません。練習用のCDが付いているので、ひとりでの練習もしやすくなっています。
1巻が終われば2・3巻と進めていけますので、昔バイエルを弾いていたという方は2巻から、昔ブルグミュラーを弾いていたという方なら3巻から、というように進度によって使い分けると良いと思います。全5巻、昔からあるスタンダードな教本です。
シニアにおすすめの初心者教本・5
一つ前に紹介した「おとなのためのピアノ教本」をシニア用にさらに導入の部分を分かりやすく噛み砕いた教本になります。60歳以上になってはじめてピアノに触れる方は、短い曲でゆっくり進めていけるこちらの教本の方が向いているでしょう。
鍵盤や楽譜の読み方、音符の意味、記号など、1曲ごとに課題が増えていくので、練習に手応えを感じると思います。急がずゆっくり、内容も理解しつつ弾けるようになっていくので、途中で練習を断念することもないと思います。
1巻は手を置いたまま弾ける曲ばかりなので、気持ちよくすいすい進んでいけます。CDが付いていないですが、他の教本よりもお手頃価格となってるので、気軽に始められると思います。
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